前の記事「Mac “Final Cut Pro 10” のお勉強:はじめの1歩」で”動画編集のお勉強を始めました。すると、YouTubeで機械音声のナレーションが入った動画をよく見かけます。”Final Cut Pro 10″でも出来るのかを知りたくなりました。
「Final Cut Proユーザガイド(Mac用)」でいろいろ調べてみました。けれども、”Final Cut Pro 10″のデフォルト機能では、機械音声のナレーションを作成することは出来ないようです。
それならと、「Macユーザガイド」をいろいろ調べました。なんと、Macの”標準アプリ”だけで機械音声のナレーションを作製出来るではないですか。それは、”テキストエディット”に入力したテキストを読み上げて”ミュージック”に音声データとして追加する方法です。忘れないようにその方法を以下にメモしておきます。
“テキストエディット”で機械音声のナレーションを作る方法
最初に、Macの「システム設定」で「読み上げコンテンツ」機能を有効にします。
- アップルメニューから「システム設定」を表示します。
- 「システム設定」の「アクセシビリティ」をクリックして、「視覚」セクションにある「読み上げコンテンツ」をクリックします。
- 「選択項目を読み上げる」設定をオンにして「システム設定」を終了します。(以後は、[Option]+[Esc]キーで読み上げを開始出来るようになります。)
次に、読み上げるテキストを”テキストエディット”で作製します。
- “テキストエディット”を起動します。
- 読み上げる文書を作成します。そして、右クリックでメニューを表示します。
- メニューの「スピーチ」->「読み上げを開始」をクリックします。そして、読み上げ内容に問題ないかを確認します。
読み上げる文書を「スポークントラック」として”ミュージック”に追加します。
- 読み上げる文書を選択状態にします。そして、右クリックでメニューを表示します。
- 右クリックメニューの「サービス」->「スポークントラックとして”ミュージック”に追加をクリックします。(”ミュージック”アプリに音声データが追加されます。)
- テキストを名前を付けて保存します。その後、”テキストエディット”アプリを終了します。
“ミュージック”に追加された音声データを確認します。
- “ミュージック”アプリを起動します。
- 「最近追加した項目」をクリックして、追加された音声データを再生確認します。
- 再生確認後、”ミュージック”アプリを終了します。
上記の方法で「ミュージック」に追加した音声データは、”Final Cut Pro 11”に取り込んでナレーションとして使用することが出来ます。
”Final Cut Pro 11”への音声データ取り込み
- ”Final Cut Pro 11”を起動します。
- [Shift]+[Command]+[1]キーを押します。(または、「ウインドウ」>「移動」>「写真、ビデオ、およびオーディオ」をクリックします)
- 左上のサイドバーで、「ミュージック」カテゴリを選択します。
- “テキストエディット”から”ミュージック”に追加した音声データを検索窓で検索します。
- 検索した音声データをプロジェクトにドラック&ドロップで取り込んでナレーションとして使用します。
これで、当サイト管理人も機械音声のナレーションが入った動画を作製できるかも…
Macユーザガイドにあるテキスト読み上げ関連の説明
テキスト読み上げについては、Macユーザガイド(macOS Sequoia用)に説明があります。詳しくは、以下に記載する説明をご確認願います。
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