前の記事「“macOS（15.1）SequoiaでMAMP：[Homebrew]の再インストール」において「新しいiMac（Sequoia, Apple M4）」に「Homebrew」を再インストールしました。この記事では、その再インストールしたHomebrewでPythonのお勉強環境を構築した際のログを記載しています。
[HomeBrew]Pythonのインストール
HomeBrewでpyenvをインストールした後、pyenvを使用してPythonをインストールしました。最初に「brew search」コマンドでインストールできるPythonのバージョンを確認しました。
% brew search python | grep "python@" python@3.10 python@3.11 python@3.12 python@3.13 python@3.8 python@3.9 %
「python@3.8〜@3.13」がインストールが出来ますね。
pyenvのインストール
次に「バージョンを切り替えて使用することも想定して、Pythonのバージョンを管理するためのツール「pyenv」をインストールしました。
% brew install pyenv ： % pyenv -v pyenv 2.4.23 %
「pyenv」コマンドによるPythonのインストール
「pyenv」コマンドでインストール出来るpython3系のバージョンを確認しました。
% pyenv install -l | grep -e "\s3" 3.0.1 3.1.0 3.1.1 ：（中略） 3.13.1 3.13.1t 3.14.0a3 3.14.0a3t 3.14-dev 3.14t-dev %
「pyenv」コマンドを使用して最新の安定バージョンと思われる「Python3.13.1」をインストールしました。
% pyenv install 3.13.1
：
Installed Python-3.13.1 to /Users/{username}/.pyenv/versions/3.13.1
% pyenv versions
* system (set by /Users/{username}/.pyenv/version)
3.13.1
pyenvで使用するpythonのバージョンを3.13.1にしました。
% pyenv global 3.13.1
% pyenv versions
system
* 3.13.1 (set by /Users/{username}/.pyenv/version)
pythonへのPATHが通っていなかったので、エディタ（nano)をroot権限で使用（sudo）して「~/.zshrc」に以下の記述を追加ました。修正後に「source」コマンドで設定を反映させました。
% sudo nano ~/.zshrc % source ~/.zshrc
「~/.zshrc」に追加した内容
export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv" export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH" eval "$(pyenv init --path)" eval "$(pyenv init -)"
コマンド「python」で「Python 3.13.1」が起動する事を確認しました。
% python Python 3.13.1 (main, Dec 20 2024, 06:19:42) [Clang 16.0.0 (clang-1600.0.26.6)] on darwin Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information. >>> quit() %
以上で、Python3のインストールを完了しました。
Python外部ライブラリーのインストール
Pythonのプログラムは、外部ライブラリを利用して開発することができます。外部ライブラリとは、Pythonの標準ライブラリに含まれていない、サードパーティによって開発されたライブラリです。
外部ライブラリーを入れておくと良さそうなので、以下に記載した外部ライブラリーを「pip install」コマンドを使用してインストールしました。
- openpyxl
- ExcelをPythonから扱うためのライブラリです。
- numpy
- 多次元配列を効率的に扱うライブラリです。
- matplotlib
- グラフ描画ライブラリです。
- pillow
- 画像処理を行うためのライブラリです。
- pandas
- データ解析を行うためのライブラリです。
% pip install openpyxl % pip install numpy % pip install matplotlib % pip install pillow % pip install pandas
”pip list”コマンドラインでインストール済みのライブラリを確認できます。
% pip list Package Version --------------- ----------- contourpy 1.3.1 cycler 0.12.1 et_xmlfile 2.0.0 fonttools 4.55.3 kiwisolver 1.4.7 matplotlib 3.10.0 numpy 2.2.0 openpyxl 3.1.5 packaging 24.2 pandas 2.2.3 pillow 11.0.0 pip 24.3.1 pyparsing 3.2.0 python-dateutil 2.9.0.post0 pytz 2024.2 six 1.17.0 tzdata 2024.2
ライブラリ（numpy）の動作確認テスト
Pythonのお勉強環境構築が上手く出来たかを確認するため、以下のサンプルコードをVsCodeで実行してライブラリ（numpy）の動作確認をしました。
サンプルコード（python_numpy.py）
import numpy as np
from matplotlib import pyplot as plt
ys = 200 + np.random.randn(100)
x = [x for x in range(len(ys))]
plt.plot(x, ys, '-')
plt.fill_between(x, ys, 195, where=(ys > 195), facecolor='g', alpha=0.6)
plt.title("Sample Visualization")
plt.show()
サンプルコードの実行結果
「Visual Studio Code」でサンプルコードが問題なく実行出来ることを確認して、Pythonのお勉強環境の構築を完了しました。（「Visual Studio Code」は、「Download Visual Studio Code」から「Apple silicon」用のアプリをダウンロードしてきました。）
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